聴竹居 本屋 閑室

京都府大山崎町 2020年修理

国指定重要文化財 聴竹居 1928年竣工
建築家の故・藤井厚二の自邸。何回も実験的に建設を繰り返した末に生み出した、木造モダニズム建築の名作である。建物は本屋、閑室、茶室の三棟からなり、それぞれの外壁は黄大津壁、本聚楽壁水捏(閑室、茶室)となっている。特に本屋、閑室の外壁は大壁となっており、施工にはたいへん高い技術を必要とした。内部の壁は、本屋、茶室は鳥の子紙、閑室は奉書紙の貼付壁とし、水廻り、物入等の耐久性を要する場所は、漆喰壁で仕上げている。茶室は現在(2021年)保存修理工事中である。

本屋

閑室

閑室

←一覧に戻る